Special Machines
織機・編み機でできる素材紹介
弊社ではスタンダードな生地の他にも、豊富な設備により特殊な生地を生産することが可能です。
その中でも特殊な機械を生地とともにご紹介します。
織物
積極送り 2重ビーム
ニット(丸編み)
ニット(横編み)
積極からみ織装置
経糸をねじり絡ませた状態で緯糸を通すことで生地に空間をつくる「からみ織」を生産できます。透け感があり、通気性に優れながらも、シワやスリップに強い生地を作れます。緯糸を掴んで持っていく汎用性の高い積極レピアのドルニエ社のドルニエ織機に、グロッツ社製の積極からみ織のシステムを乗せた世界初の組み合わせです。緯糸を選ばないことで幅広い種類のからみ織を作ることが可能です。このからみシステムは、高速対応出来るため、他のからみ織機に比べ、3台~4台分の生産能力があります。
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耳ネーム
ネームジャガード装置を乗せたタックインのシステムで、文字が綺麗に出る帯付きの耳ネームを織れる織機です。オーダー生地の証である生地名やブランド名などお客様のご要望に応じた文字を織ることができ、オンリーワンの生地に対してさらに付加価値を付けることが可能です。
綜絖枚数20枚
一般的には綜絖枚数8~12枚までが標準のところ、弊社では綜絖枚数20枚まで増やす事が出来、ジャガードのような細かな柄をレピア織機で実現できることが特徴です。20枚綜絖が対応可能なところは尾州産地の中でも数少なく、繊細な柄などお客様のご要望にも柔軟に対応できます。
緯糸 12色
一般的には4色~6色までのところを、弊社では8色までを標準に、最大で緯糸を12色まで使用できることが特徴です。緯糸に12色使用することで、色による細かい表現を実現できます。
クォーターリバー
シリンダー側が7G、ダイヤル側が28Gのリバーシブル素材が編めます。表には紡毛や意匠糸などの太番手、裏にはフィラメントや細番手を使用することで、表裏で表情の変化がある生地です。アウターやスウェットセットアップなど様々な用途に使用されています。編み目が細かい28G側を裏生地としてお使いいただけますので、製品に裏地無しで縫製していただくことも可能です。
ハーフリバー
表側の針を抜いたハーフリバー風ではなく、表には20Gの針と裏には40Gの針を使用した本物のハーフリバーが編めます。他社ではあまり見かけない弊社オリジナルのゲージの組み合わせです。
ダンボール
ダンボールとは、その名の通り梱包用段ボールの断面と似た構造になっていることからその名で呼ばれている素材です。弊社は尾州では数の少ない28Gのハイゲージダンボール素材を編むことができます。
ダブルフリース(裏毛)
“裏毛“とは、かつては編地裏側を起毛して地厚の防寒着として用いられていたが、今では裏側のインレーループを残し、スポーツウェアやルームウェアにも多く使用されています。
弊社では株式会社福原精機製作所のダブルフリース最新機種 第一号機を導入しました。従来よりもプレーティング性※ がアップグレードされ、安定した3層構造となり、美しくベア裏毛を編むことができます。
※ プレーティングとは、2本の糸を同時に表裏に編み分けること。
ダブル切替付き CPJQ
ダブルニットの切り替え装置付きのコンピュータージャカード機です。
無地組織でボーダー柄の商品は珍しくありませんが、弊社では柄物組織にパネルボーダーや多色使いを組み合わせることができます。
SRY
標準のⅤ型ベッドに、専用のループプレッサーベッドを追加することで、編み目を極限まで押さえることが可能です。その結果インレイなどの組織を得意としており、ファンシーヤーンや、横編みでは不可能とされた特殊な糸、そして通常ニットとは縁のない素材も織り込むことが出来ます。弊社では、株式会社島精機製作所と共同開発で織とニットを融合させた新感覚素材「KWEAVE ニーヴ」を展開しています。